年末年始を疲れなく健康に過ごす 【陰陽五行】

陰陽五行で心と体のバランスを整え、エネルギーを高める

マインドフルネス瞑想を続けていると肉体への意識は少しずつ増してゆくはずです。
リーダーとしては 健康が第一なので このメンテナンスには気を付けたいものですよね。何となく身体のエネルギーの流れがいつもと違うなぁ~と感じる時は、『陰陽五行』をちょっとだけ意識してみて下さい。不思議とエネルギーの流れが変わってきます。

『陰陽』は正反対の性質を持っていますが、反発しあうのではなく、一方の勢いが強くなりすぎないようにバランスを取り合うという働きがあります。食材にも陰陽があります。

『五行』は天地・宇宙・自然の気を考えるのに、自然界に存在する代表的な素材である木・火・土・金・水を選び、それらを働かせるエネルギー(気)が、すべてのバランスを整えていきます。

日本には四季があるので、一年に4回身体が変わると考えています。そこで『陰陽五行』を取り入れて、日本の気候・風土に合わせた身体をつくっていくことが、生命力を強くし、五感を研ぎ澄まし、心と体のバランスを整えていきます。今回は、師走の過ごし方がテーマ。

師走の過ごし方

冬は万物が静かで落ち着いている『陰』の季節です。勢力を消耗しないように蓄えて、自分の陽気の働きをかきみだすようなことをしないように、ゆったりと過ごすべき時季といえます。早く眠り、遅く起き、起床・就寝は日の光を基準にする事が理想です。(電気の無い昔の人の生活は自然と理にかなっていたのですね)

寒さ厳しい冬は冷えが原因で、さまざまな不調があらわれやすくなります。体内から温める事が大切です。体を温める作用のある食べ物を積極的に取り入れる事と、湯船にじっくりつかる事(いつも説明しているつかり方!湯船に20~30分つかることで、体内の余分な水分と体内の余分な熱を取ることができます。)で冷えを予防していきましょう。

この時季は忘年会などで外食や飲酒が多いときでもあります。

お酒は肝臓との関わりが深いので、お酒を飲むときには酢の物など酸味の食材を食べる事をおすすめします。
(五行でいうと肝臓は木にあたります。5月号参考

お酒の後に塩気のあるラーメンやお茶漬けが食べたくなったりした事ありませんか?また、『陰陽』でいうと、お酒は糖質で『陰』になります。それは、体が『陰』に傾いているので、飲んだ後『陽』である塩気の物が欲しくなるのです。自然と体が『陰陽』のバランスをとろうとしているのです。

麺や米が食べたいというよりは汁の方を欲しています。そこで、ラーメンよりは味噌汁などの汁物を食べた方が良いですね。

飲み過ぎた翌朝は、味噌汁・梅醤番茶・野菜スープ・などの汁物にして午前中は内臓を休めてあげて下さい。
梅干しもおすすめです(6月号参考)。
時間があれば湯船にじっくりつかり内臓を温める事も良いです。

せわしい時にこそ、ふと思い出してゆっくり深呼吸を一日3回だけでいいのでやってみて下さい。それだけでも『気』の流れがおちつきます。最近、呼吸が浅くなっていませんか?

≪水≫は冬・腎・膀胱・北・黒・鹹(塩辛い)・寒
11月号参考にして下さい。

飲食物は過剰摂取に気を付けて下さい。大切な事は全てのバランスを意識する事です。個々の体質はそれぞれ違います。五感で感じながら無理なく自分に合った健康法を見つけて下さい。

株式会社 s o l e i l
ボディセラピスト 金子昭子

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ABOUTこの記事をかいた人

1998年からボディケアに携わっています。一般的なサロンでの経験、自宅開業、ヒーリングスクールのインストラクターとして多くの卒業生を送り出す中、縁あって今の師匠の下で指導を受ける事になりました。 東洋医学の陰陽五行説の考えを基に、食の大切さ、季節の過ごし方、心頭体のバランスなど・・・全体のバランスをみて施術をする事の大切さを教えていただきました。こちらでは、そんな陰陽五行の観点から 日常的に意識できることをお伝えしていきます。