マインドフルネス用語解説|ウィットネス・目撃者とは

ウィットネス・目撃者(もくげきしゃ)

witness

意識の状態の一つ。(世界中のさまざまな宗教や瞑想体系でも、4から5つの意識状態があるとされる)

・空なる目撃者の状態。トゥリーヤ(turiya):究極の目撃者
・自己には①対象として気づいている自己、と
     ②特徴そのものを見ている自己、の二つがあり、この②が目撃者に相当する。
・「私は自分が見ることのできるどんなものでもない。私は純粋な見る者(シーアー)そのものである」という気づきを通して、本当の自己を体感する。
・どんな対象とも同一化しておらず、全てを目撃している。すなわちどんな対象(感情や思考・事象)からも自由な状態。
・全ての対象と物事が起こり続けている。
・広がりの感覚。
・これまで同一化してきた全ての対象を、根本的に徹底的に手放すことで、どんな対象が生起したとしても、直ちに脱同一化する。

参考図書:ケン・ウィルバー著『インテグラル理論を体感する
目撃者はコーザルと同一と分類されるものもある

<関連記事>

『インテグラル理論を体感する』解説
 1, GROWING UP (意識の発達段階)
 2, WAKING UP (意識状態の覚醒)
 3, GROWING UPとWAKING UPの両方を考える


 

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