松村憲

大阪大学大学院博士前期課程修了。認定プロセスワーカー。臨床心理士。 瞑想経験20年以上。 マインドフルネス瞑想の土台でもある、10日間のヴィパッサナー瞑想リトリート(※)に15回以上参加。タイ、インドにて長期トリートで修行を積む。  深層心理学のユング心理学にルーツを持つプロセスワークの専門家。身体性やマインドフルネスを早くより研究、実践し、個人の心理のみならず、関係性やグループ、組織を対象に仕事をしている。ビジネスシーンにおいては、プロセスワークのコーチングや、組織開発やコンサルティングに従事。企業におけるマインドフルネス研修や、大手フィットネスクラブのマインドフルネス・プログラム開発や指導者養成も行う。著書に『日本一わかりやすいマインドフルネス瞑想"今この瞬間"に心と身体をつなぐ』BABジャパン2015、共訳書にアーノルド・ミンデル著『プロセスマインド』春秋社2013、ジュリー・ダイアモンド著『プロセスワーク入門』などがある。

(株)BLUE JIGEN 代表取締
バランスト・グロース・コンサルティング(株)取締役
(一社)日本プロセスワークセンター ファカルティ
日本トランスパーソナル学会 常任理事

(※) 10日間 話さずに座り続けるもの
中・上級者向け

マインドフルネス瞑想のおすすめ本|『禅・チベット・東洋医学』

本書の中では当然マインドフルネスについても、批判的な視点含めて色々語られています。そうそう!と同意することも多い。同時に仏教という枠組みさえ超えて、意識の覚醒や社会へのアプローチが今の時代には必要だと感じています。そういう意味では自分は新しいジェネレーションなのだろうとも感じました。

パフォーマンス向上

マインドフルネスでリーダーシップと人生のクオリティを向上させる方法

ビジネスパーソンが、常に自分を中心に置くことや、広い視座を持ち続けることは誰もが望むことではないでしょうか?一つの方法としてマインドフルネスが有効と言われています。今回はマインドフルネスの効果やルーツ、トレーニングの必要性、そして覚醒に至るステップや心理発達の重要性について解説しました。

仏教

ブッダの教えとマインドフルネス④ 「自然の法則」の観察

私たちの心も身体も『自然の法則』に従っていると考えることができます。仏教では、ダンマとか法、ダルマなどと呼ばれてきたものです。 私なりにこの言葉の意味を解釈すると、二つの大事な視点があります。それは、「無常」と「縁」です。これらはマインドフルネスにおいても根幹となる考え方です。

3, 瞑想プログラム・方法紹介

ブッダの教えとマインドフルネス③ 心を観察する

マインドフルネスの確立のために必要な柱 第3回目は「心を観察する」についてお話します。 今この瞬間に在ること、心のマインドフルネスを通じて、感情と思考を観察する重要性とその効果について解説します。感情の認識と適切な扱い方、思考の客観的な観察によるクリアな思考能力の向上を促し、仕事と自己成長の相乗効果を実現します。

3, 瞑想プログラム・方法紹介

ブッダの教えとマインドフルネス② 「感覚」 に気づく

今回はマインドフルネスを確かなものにするための二本目の柱である「感覚」についてです。「感覚」とは人が感じる痛みの感覚や、かゆみ、しびれ、エネルギーが流れるような心地よさ、あらゆる快感や不快感、重さや軽さ、温かさや冷たさのような熱の感覚などです。ある考えを持ったり、感情が強くなる時には、必ず身体に感覚が生じています。

3, 瞑想プログラム・方法紹介

ブッダの教えとマインドフルネス ① 「身体」を意識する

この連載では、マインドフルネスの原点である『ブッダの教え』を少し紐解いてみたいと思っています。マインドフルネスとは「気づき」とも訳され、仏教用語では「念」という言葉が当てられます。この気づきを確かなものにするためには、身体・感覚・心・法という四つに心を向け、気づきを確立することが大切になります。