【瞑想とヨガのプロが考えるソウルメイトとは】ソウルメイトとの辛いトラブルや恋愛に巻き込まれないために…

小島美佳:今回はスピリチュアル系の話題で良くある『ソウルメイト』をテーマにしてMasaさんと対談してみたいと思います。
私自身がこれまで受けた相談で、

 「ソウルメイトが既婚者で不倫に発展している」
 「ソウルメイトだと言われて迷惑している」
 「ソウルメイトだと思っていたのに、ただ傷ついて終わった」

などのトラブルがよくあるんです。
最初のトピックとして、その辺についてMasa君が思うことをお話しください。

スピリチュアルの世界で多用されるソウルメイトの概念

Masa:大前提として、スピリチュアル界隈、特に僕がこの対談でもよく使っている『メルヘンスピ』の人たちって、実社会の中で孤独感を覚えていたりする人が多いのかなと思うんです。「ちょっと私、普通の人と違うのかな?」みたいな感覚を持っている傾向にあるというか。

 その孤独感にあると、「ソウルメイト」とか「とにかく側にいて共感してくれる人」に対する憧れが強いように感じます。そして、その憧れの気持ちが強すぎるばかりに、ちょっとだけ話が合った人とか趣味が合う人に出会うと勘違いして、すぐに「私たち、ソウルメイトよね」みたいな感じでソウルメイト認定しちゃうケースがすごく多いように見受けられるかなと思います。
(※ ソウルメイトは恋人だけでなく親友という関係性も含めて語られます)

ソウルメイトとは

 soul(魂)とmate(伴侶、仲間)を組み合わせた英語の造語で、魂の伴侶のこと。一般的には、共通の価値観や好みといった深い親和性のある相手、気性の合った人、初対面でも直感的に懐かしさを感じる人、ロマンチックな結びつきのある相手、運命の伴侶、特別な恋人、相思相愛の相手、互いに深い精神的な繋がりを感じる大切な人、深い縁を持つ人などを意味する。

Wikipediaより引用

小島美佳:うんうん。それって、割と私も結構聞くケースだなと思っています。

 例えばサイキック能力を持つ人がいたとして、そのサイキック能力のある側の人の視点では「神様に繋がったら『私たちはソウルメイトだ』っていうのが降りてきた」とか言ってソウルメイト認定をし、かつ「私たちは一緒になるべきだ」と一生懸命迫る、みたいなことをやられてすごく迷惑している側の人たちからの相談を受けることも多かったです(苦笑)。
 個人的に分析してしまうと、さっきMasa君が言ってくれた「愛を手に入れたい」みたいな願望と同時に、恋愛や愛の中で何か必然的に主従関係というか「どっちの方がパワーを持つか?」とか、そういう関係があるじゃないですか。どうしてもそのパワーがある方、例えば見える人と見えない人っていう関係性の中で『ソウルメイト』っていう言葉を使ってしまうと、洗脳されやすいと思うのよね。

Masa:あると思います。
それで見えない方の人、特にスピリチュアルなことに目覚めたばかり、みたいな人だったりすると「この人が言うんだったら、私たちは本当にソウルメルトなのね」みたいな感じで引っ張られてしまいやすいんでしょうね。

小島美佳:世界が狭くなっちゃうと、そういう風になりがちなんじゃないかなって思います。

ソウルメイトと出会っていないとやばいの?

Masa:あと「スピリチュアルをやっている以上、ソウルメイトの1人や2人はいなくっちゃ!」というように、ブランド物のバックの所持のような「ステータス」の一つとしているように見えなくもないですよね。勘違いしてすぐソウルメイト認定しちゃって、突っ走っちゃうような人っていうのは、その傾向があるのではないでしょうか。

 僕は
「ただの友達でいいじゃないか」
「そこをなんでわざわざソウルメイトって言い換えますか?」
とすごく思いますけれども。

小島美佳:あーなるほど。自分のそれがないと恥ずかしいというか、「まだ出会ってないの?」みたいな。

Masa:そうですね。「それ(誰がソウルメイトなのか)をわかっちゃっている、私」みたいな。

小島美佳:なるほど(笑)。

Masa:「私たちは出会うべくして出会った運命なのよ」みたいな、そういうことにしたいんだろうなと思いますね。

小島美佳:なるほどなるほど。
 「スピリチュアル的な世界観を極めて行くと、そういうものに絶対に出会える」みたいな神話的なものがあるのかもしれない。

Masa:後は、「引き寄せとかを使って、ソウルメイトと出会いたい」みたいな人たちも一定数いるんじゃないかなと思いますね。いろいろと条件を書き出していくみたいな手法とかもあったと記憶しています。

小島美佳:あります、あります。

ソウルメイトとの出会いが幸せとは限らない

小島美佳:その流れで、この話題の大切なポイントである『ソウルメイトとの出会いは幸せとは限らない』にも入ってくるんですけれど。

 私も以前引き寄せ的な感じで「こういう人がいい」という条件出し、やってましたよ(笑)。「全然遠慮しなくていいから、どんな人と出会いたいか書き出してください」みたいに言うじゃないですか。それが面白くて結構やっていた時期があったんです。
 そうすると確かにちゃんと現れる。〇〇が大好き、〇〇と結婚したい、ルックスが〇〇みたいな人じゃないと嫌だとか、すごい神秘的な感じとか、いろいろ書いてお願いしたらほんとに現れたんですね。それで「なんかすごい!」と思って。しかも相手もその気だったりするので「ソウルメイトって素敵!」とかも思ったんです、、、
 けれど、例えば自分が望んだ10個の要素があるとしたら、その10個の事はポジティブなんだけれども、その他に20個位のネガティブなものを持ってるんですよ(笑)。

Masa:倍ですか!(笑)

小島美佳:そうなんです。
そうすると「この人はちょっとやっぱいいかな、さよなら」みたいな。
 そしてまた次にもう一回お願いしてみよう、前回は〇〇で大変だったから、今度はそうじゃない人でってお願いしてみると、またちゃんと現れるんですよね。でもまた相変わらず、望んでいたこと以外で最悪な要素を持っていたりして。で結局「引き寄せって意味あるのかな?」みたいに思うようになりました。

 やっぱり、ソウルメイトっていろんな経験を通して学ぶためにお互いにお互いを引き寄せるっていうのがあるから、「ソウルメイトに出会ったら幸せな友人関係や結婚ができる」みたいな幻想は捨てたほうがいいと思う。

Masa:その幻想は大きな間違いですね。

小島美佳:そうなの、全然違うよね。
むしろ、自分の過去の魂が持ったカルマとか、そういうものを全部見なきゃいけない結果にもなりかねない

Masa:そうですよね、見たくないものと言うか物質次元的な視点では気持ちの良くない、見たくないものを、まざまざと見せられるはずですよね。それが嫌だったらソウルメイトには憧れを持たない方がいいなと思います。

小島美佳:それは本当にそう思います。

ソウルメイト契約の解除!?

Masa:だから言葉のイメージ上だと、ただの『大親友』みたいな感じで捉えちゃってる人は多いと思うので、その場合は実際にソウルメイトが現れた時に見たくない現実や自分の課題などを突き付けられて、「いや!この人はソウルメイトじゃありません!」「ソウルメイト契約解除!」みたいな、そういうことになるんだろうなと思いました。そういう人いますもんね、実際に。

小島美佳:そうなんだ、「ソウルメイトを解除する!」って面白いね。

Masa:解除するって言うと言い方がアレでしたけれども(笑)、簡単にいうと、その相手から離れるみたいな感じですね。
 前はあんなにソウルメイトと呼んでいたのに、今は…あれ?ということって、よく見ると思います。

小島美佳:今聞いたその『解除』っていう言葉がすごい気に入っちゃったんだけど(笑)、スピリチュアル的な儀式としては「この人のこういうエネルギーとはもう私は出会いたくありません」って言う宣言を自分の中でしてしまうみたいな、そういうのってあると思うんだよね、きっと。
 だけど自分の中で咀嚼していなかったら、また来るよね。

Masa:そうですね。なぜそれが嫌だったのか?っていう理由を正確に理解できてなければ、次も来ますよね。そして、そういうのは自分にとって本来的には必要なんでしょうね、やっぱり。

 今生でその課題を解決しないと、また次回に持ち越しみたいになるじゃないですか。そうすると多分もっと嫌な形で出て来るだろうから、出来る限り今生で解決したい、となるでしょうし。

小島美佳:それはそう思う。
 かといって、自分との課題と合ったソウルメイト引き寄せまくる!みたいな、なんかそういうことはしなくてもいいかもしれないけれどもね。

Masa:やっぱり、自然な流れに任せる方がベストかなと思います。それを言っちゃうとおしまいだけれども(苦笑)。

小島美佳:「無駄な引き寄せはやめましょう」みたいな。

Masa:そうですね。
無駄な引き寄せはやめたほうがいいと切に思いますよ。

小島美佳:私も本当にそう思う。経験者が言うんだから間違いない(笑)。

Masa:余計なものも引き寄せてきちゃいますしね、きっと。
都合よく単品では中々来ないですよね。

ツインソウルの真実は甘くない

小島美佳:あと最後のトピックとして、ソウルメイトと一緒に語られることの多い『ツインソウル』についてお話したいんですけれども。

ツインソウル(双子霊)とは

 元が同じ霊なので(肉体的な違いはあるが)趣味や霊性がぴたりと一致し、ごくごく稀だが地上で出会う幸運に巡り会えば、それは正に地上で天国にいるような感覚になり、その後も二人一緒に霊的進化を続けるという。スピリチュアルカウンセラーの江原啓之によればノーベル物理学賞を受賞したキュリー夫妻は双子霊だという。

Wikipediaより引用

Masaくんのツインソウルに対する見解とかあったら、話してもらってもいいでしょうか。

Masa:うーん、僕はツインソウルについては懐疑的というか、そんなにしょっちゅう発生するものでもないよ、という感じですかね。
 発生したところで、その他の多くの存在との関わり合い、どのように生きていくべきか、等と大きく異なるわけではないかなと感じますね。

小島美佳:私も別に、自分のツインソウルと会ったことがないし、なんかわかんないけど仮に本当にそういうものが存在するとするならば、多分会ったら分かるんだと思うんですよね、きっと。
 きっとわかると思うんだけれども、多分遭遇することは宝くじで1億円当たるよりも難しいと思うんですよ、原理的には。

Masa:それは間違いないですね。

小島美佳:非常に稀なことなので、「もしかしたらこれはツインソウルじゃないか?」みたいな夢を見るのは全く止めないけれども、なんかそこを意識しながら生きなくてもいいのかなって言う気がする。

Masa:そうですね、それはそうだと思います。

小島美佳:実際、本当の意味でのツインソウルと出会うと「ほぼ地獄だ」って聞くし、まぁなんかいろいろ定義はあるのかもしれないですけれども。

Masa:ただ、ソウルメイトよりもさらに強い憧れをツインソウルに対して持つ人は多いんでしょうね。「私たちはツインソウルだから、もう結婚しないといけない」「生涯を共にしなきゃいけない」みたいな変なエゴが混ざった縛りをかけてくる事は、すごく発生しうるんだろうなと思います。

 結局のところ、純然たるスピリチュアリティーを持って世界を見ることができずにエゴが浮上してくると、相手のことをもう一方的に「ツインソウルだ!」って言っちゃう、認定してしまう事態になるんでしょうね。

小島美佳:そうね。だから結局エゴがどのぐらい入り混じった人間関係になっているのか?みたいな、そういうことだね。

『ソウルメイト・運命の人・魂の伴侶』は探すものではない

Masa:メルヘンスピに限らないですけれども、スピリチュアルな世界にありながら、エゴがすごく強いということは、実はすごく多いと思います。

 仮に自分が相手から「私たちソウルメイトだよ」「僕らはツインソウルなんだ!」というようなことを言われたとしても、「そうなのかな?」って疑いをさし挟む、もしくはきちんと確認する何かしらのステップがないといけないと思いますね。そうでないと、よくわからないままにどんどん巻き込まれて、おかしい方向に行ってしまうと思うので。

小島美佳:そうだと思う。

Masa:なんか最近もあったじゃないですか。芸能人が結婚したらブログの発言とかが変になっちゃった!と騒がれて、結婚相手がスピリチュアル系の人で…とか。今でも昔でも、変なカルトっぽい霊能者にハマっちゃう芸能人やスポーツ選手が取り沙汰されたり。

 あれも推測の域を出ないんですけれども、相手から「私たちはソウルメイト」って言われてことに対して「そうなんだ!」って信じてしまい、結果的に引きずり込まれたとか、そういうことなんじゃないかなと思いますよね。

小島美佳:普通の恋愛でも飲み込まれちゃうっていうことがあるのかもしれないけれど、平常心とか疑問とか… 冷静なものをどこかに持っておく、っていうのが大事かもしれないね。

Masa:そうなんですよね。
「そうそう発生するものではない」っていう認識を前提にして、冷静に考えるということがすごく大事だなと思います。

小島美佳:後はあれだね、「ソウルメイトありき」じゃないっていうか、現実の世界の中で「これはすごい素敵!」みたいな体験があって、それを生きていてソウルメイトっていう概念と実はマッチしていましたね、って言う結果論なら問題ないのかもしれない。
 「ソウルメイトありき」だと、空想の世界の中でいろんな尾ひれがついてしまうから、地に足がつかない結果になる可能性もあるのかなぁと思いました。

Masa:そうですね。
やっぱり「ソウルメイトありき」だと、「スピリチュアルをやっている私にはソウルメイトがいて当然」「スピリチュアルの世界に生きていることの証」みたいに思ってしまいがちなので、それは違うよって言う話になりますしね。

小島美佳:人ってやっぱりステータスが欲しいんだね…。

Masa:そうですよね。
最初のほうにも話しましたけれども、実社会でうまくいってない人はスピリチュアルの世界におけるステータスのようなものが特に欲しいんだろうなと思います。劣等感を克服するためにスピリチュアルを使う人っていうのが一定数いるというか。やっぱり、変なステータスに拠り所を見出すのではなく、自分の足でしっかり立たないと

小島美佳:そう思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

瞑想歴17年以上。 15歳までヨーロッパで育つ。慶応義塾大学を卒業後、アクセンチュアで組織戦略・人材開発のコンサルティングに従事し異例のスピードで昇進。アクセンチュア・ジャパン 史上 最も若い女性マネジャーとして抜擢される。その後、独立系コンサルティング企業でビジネス開発に携わる傍ら、キャリアコンサルタント及びコーチとして活動。不確実な時代の波を乗りこなす事業の在り方やビジネスパーソンとしての生き方について考えはじめる。 2003年、瞑想に出会い習慣化するようになる。2010年よりビジネスの世界で活動をつづけながら、年間500名以上のクライアントへ瞑想的なテクニックを活用したカウンセリングを行っている。株式会社バランスオブゲーム代表。 監訳書:『コーチング術で部下と良い関係を築く』 共著:『「ハイパフォーマーの問題解決力」を極める』