陰陽五行で2月を健康に過ごす方法 【マインドフルネスで健康に】

陰陽五行で心と体のバランスを整え、エネルギーを高める

マインドフルネス瞑想を続けていると肉体への意識は少しずつ増してゆくはずです。
リーダーとしては 健康が第一なので このメンテナンスには気を付けたいものですよね。何となく身体のエネルギーの流れがいつもと違うなぁ~と感じる時は、『陰陽五行』をちょっとだけ意識してみて下さい。不思議とエネルギーの流れが変わってきます。

『陰陽』は正反対の性質を持っていますが、反発しあうのではなく、一方の勢いが強くなりすぎないようにバランスを取り合うという働きがあります。食材にも陰陽があります。

『五行』は天地・宇宙・自然の気を考えるのに、自然界に存在する代表的な素材である木・火・土・金・水を選び、それらを働かせるエネルギー(気)が、すべてのバランスを整えていきます。

日本には四季があるので、一年に4回身体が変わると考えています。そこで『陰陽五行』を取り入れて、日本の気候・風土に合わせた身体をつくっていくことが、生命力を強くし、五感を研ぎ澄まし、心と体のバランスを整えていきます。

今回は、2月の過ごし方がテーマ。

 

≪水≫は冬・腎・膀胱・北・黒・鹹(塩辛い)・寒

五行でいうと冬は『水』
腎臓・膀胱が活発にもなり、疲れやすくもなります。
なんだか疲れやすくて、長く立っていられない、すぐ横になりたい
明け方にお腹が痛くなることがある。
こうしたときは五行でいう『水=腎のエネルギー』が少し弱っているのかもしれません。

≪水≫は腎臓・膀胱、生殖器機能、耳、骨、などが関係しています。
体調を崩すと不調が出やすい器官や、腎臓・膀胱の関係性を現しています。

 

2月の過ごし方

立春を迎え、外を歩くと梅の花も咲き、徐々に(水)から(木)へと移り変わり春の訪れを感じます。植物は芽吹き、静寂だった気の流れも動きだす時です。
春が訪れることを五感で感じ取り、少しずつ春になることを意識し身体に知らせる事が大切です。

とはいえ2月は最後の寒さが来る時季ともいえます。
温かくなるのかなぁと思えば、グッと気温が下がる日もまだまだあります。体にとっては厳しくストレスがかかりやすい時季です。

体と内臓を冷やさないようにして下さい。
冬に影響を受けやすい腎臓が冷えてしまうと、新陳代謝・免疫力・ホルモンバランスの低下を引き起こす原因になります。
そうすると病気にかかりやすく、また回復も遅れたりします。
腎臓は解剖学的には背中側の腰の辺りに二つあります。
この辺りをカイロや膝掛けなどで温めるのもオススメ。

冬以外もお腹・腰・首・足首は冷やさないように、
カイロやストール等で温め、旬の食材を食事に取り入れ、体が温まる物を食しましょう。

水分の多い果物や、水分を取り過ぎると腎臓が冷えてしまい、冷え性やむくみの原因にもつながってしまいます。食べ過ぎ飲み過ぎに注意をして、バランス良くほどほどにしましょう。

以前お伝えした湯船のつかり方も参考にして下さい。
内臓を温め、余分な水分を老廃物と一緒に排出するのを促してくれます。
(個人差がありますので、体の負担にならない程度で行って下さい)

この冬に、あまり体を動かしていなかった方は、徐々にストレッチやウォーキングなどで体を動かして春の準備をしましょう。

 

『まごわやさしい』で簡単バランスのとれる食事を!!

『まごわやさしい』って聞いたことがありますか?

実はこれ、バランスの取れた食事に役立つ和の食材の最初の文字を覚えやすく言いかえたものなのです。
どれも普通に手に入りバランスの取れた栄養を摂取出来る昔ながらの日本の伝統的な食材ばかりです。

 

ま;まめ・大豆製品 生活習慣病予防

大豆は「畑の肉」といわれるように、良質なタンパク質源です。
ミネラル豊富、栄養バランスが良く、「イソフラボン」は女性ホルモンに似たような働きをしてくれるので、美容にも効果的です。

 

ご;ごま・ナッツ類 コレステロールダウン

ごまは、たんぱく質・脂質・ミネラル豊富。脂質には不飽和脂肪酸が多く含まれ、血中のコレステロールを減らす作用があります。常に常備しておき、料理に手軽にふりかけるといいと思います。
ナッツ類はミネラル・食物繊維が含まれ、体の調子を整えてくれます。
小腹が空いた時に素焼きのアーモンドを少し食べるのもオススメです。

 

わ;わかめ・海藻類 老化防止

わかめは、各種ミネラルをバランスよく含み、新陳代謝を活発にして、体の抵抗力を高め、若々しさを保つ働きがあります。海藻は、海の豊かなミネラルを吸収して育っています。ミネラルは体のさまざまな働きをサポートしてくれます。

 

や;野菜 皮膚や粘膜の抵抗力強化

野菜はビタミンの宝庫。特に緑黄色野菜には皮膚や粘膜を正常に保ち、ビタミンAが豊富。季節の物を中心に、いろんな色の野菜を選んで偏りなく食べるようにしましょう。煮たり炒めたりすると量的にも食べやすくなります。

 

さ;魚 疲労回復

魚はたんぱく質に加え、不足しがちな良質な油を多く摂ることができます。青魚の油に豊富に含まれるDHA・EPAは、血液をサラサラにする働きと疲労回復の効果があります。
じゃこを常備しておくと、さっと和え物、サラダやご飯に散らして食べる事ができます。

 

し;しいたけ・キノコ類 骨を丈夫にする

しいたけは、カルシウムの吸収を助けるビタミンDが豊富で、カルシウムを骨に定着させるのに有効です。
日光に当たることで体内で働くビタミンDの活性もアップします。
また、食物繊維・ビタミン・ミネラル豊富です。
ローカロリーなのも魅力的ですね。

 

い;芋 美容効果

いもには、皮膚や血管を若々しく保ったり、免疫力を維持する働きのあるビタミンCが多く含まれています。じゃがいも・さつまいもは皮付きで加熱した方が栄養もうま味も逃げにくくなります。

さて、『まごわやさしい』の食材で、日常手軽に出来る料理に気が付いたでしょうか?

それは【お味噌汁】です♪

味噌は大豆の加工なのではOK! 後はわ・や・し・いを入れれば一気にバランスの良い料理が出来ます。その時に土鍋を使って、混ぜる時は右回しで料理してみて下さい。最高の味噌汁ですね!!

冷蔵庫の中に常備食材として、買い物する時や料理する時など『まごわやさしい』を思い出して、ぜひ、日常に取り入れてみて下さい。

飲食物は過剰摂取に気を付けて下さい。大切な事は全てのバランスを意識する事です。個々の体質はそれぞれ違います。五感で感じながら無理なく自分に合った健康法を見つけて下さい。

株式会社 s o l e i l
ボディセラピスト 金子昭子

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ABOUTこの記事をかいた人

1998年からボディケアに携わっています。一般的なサロンでの経験、自宅開業、ヒーリングスクールのインストラクターとして多くの卒業生を送り出す中、縁あって今の師匠の下で指導を受ける事になりました。 東洋医学の陰陽五行説の考えを基に、食の大切さ、季節の過ごし方、心頭体のバランスなど・・・全体のバランスをみて施術をする事の大切さを教えていただきました。こちらでは、そんな陰陽五行の観点から 日常的に意識できることをお伝えしていきます。