夢分析で自分を知る – フロイトとユングの心理学に学ぶリーダーシップの秘訣

連載「リーダーのための夢分析」では、夢分析をリーダーシップ開発のツールとして活用する方法について学んでいきます。

夢分析とは、夢の内容から自分の無意識に潜む思考や感情を探る技法です。
最近ではリーダーシップ開発の分野でも、個人の内面の変容に注目が集まっています。一方で心の中の中々変われない要素、例えば人は他責傾向になったりするところがありますが、実はそれは自分の無意識の一部が投影されてるんじゃないか?といった考え方が深層心理学のモデルにあります。
そういった無意識の働きを探り、知る上で夢分析は最適なツールであり、夢分析を通じて自己理解や自己成長を促進することができます。

この連載では3回に分け、それぞれ以下の内容についてお伝えしていきます。今回は第一回目です。


夢分析の始まり – フロイトの深層心理学

フロイト (1856 – 1939)
Source : wikipedia

夢分析という技法は、オーストリア・ウィーン出身のユダヤ系精神科医ジーグムント・フロイトから始まりました。フロイトは19世紀後半に活躍し、力動精神療法深層心理学と呼ばれる分野を確立しました。

当時、意識の領域を探究していたのは、大体医師でした。
フロイトも元々は神経学者で、カエルの神経細胞の研究をしていた人物です。この時期は医者や科学者が心や意識に興味を持って科学的に探究していた時代で、心理学の開拓期・フロンティア期でもありました。

フロイトは医師としてヒステリー(神経症)という症状に興味を持ち研究し、催眠療法に効果があることを見出し、後に自由連想法という方法も開発しました。ヒステリーは当時流行していた神経症の一つで、記憶喪失や意識障害などの症状が見られ、その患者さんたちに催眠療法を行うと、抑圧された記憶や感情を話し始めることに気づきました。奥深くに眠っていた記憶が思い出されると、そこから情動も出てきてワーッと泣き出したり、など感情が解放され(カタルシス)、少しずつヒステリー症状も改善することも発見しました。
これらの経験から、フロイトは意識に認識されない思考や感情が存在する無意識という世界について探究し始めました。

フロイトの業績は後に、フランス現代思想家のドゥルーズガタリデリダらにも影響を与えました。


【フロイト心理学の基礎】精神分析学における構造論 – 自我・超自我・エス

フロイト心理学の超入門編として、下の図のような精神分析学の構造論という考え方があります。

フロイトの構造論
Source & Copyright : BLUEJIGEN



フロイトは、人を自我・エス・超自我という3種類の機能から成る心的装置と捉えました。

  • 私たちの意識の世界では「私」という存在があり、これを自我と呼びます。自我は意識される・自覚できる思考や感情のことです。
  • またフロイトは無意識にある本能や欲望、生存や快楽を求める力をエスと呼びました。
  • さらに自我以外にも本能からの働きかけと対立する超自我というものも想定していました。これは社会や親から受けた価値観や規範のことで、良心や道徳として働きます。



これらの分類は、この後お話する私の専門 ユング派の考え方とは少し異なるのですが、超自我の例としては、エス(本能)から暴力的な衝動が湧き上がってくると超自我が「そんなことはしてはいけない」と抑制します。このように超自我は厳しい父みたいなイメージで、よくわからないものを圧する、よく言えば良心として出てきますね。
しかし、超自我が本能を調整しつつも逆に強くなりすぎてしまうと、自分の存在自体も危うくなってきて、自我がストレスを感じるようになったりします。その際は自我と超自我の調節機能が働きます。
このようにフロイトは、心は自我・エス・超自我の対立や調整によってバランスをとり、成り立っていると考えました。

フロイト提唱の意識構造 – 局所論

局所論とは、今回の夢について考えたり分析する際に基本となる、フロイトが提唱した意識構造モデルです。
フロイトは、心を意識・前意識・無意識の三層からできていると考えました。

フロイト提唱の意識の構造モデル、局所論
Source & Copyright : BLUEJIGEN


意識とは、普段自分が自覚している現在の心の状態や自分の思考や感情、心的プロセスのことです。
前意識とは、自分が注意を向ければ思い出せる記憶や知識、心的プロセスのことで、過去の心の状態を保持しています。
無意識とは、前意識よりもさらに奥深くにある、自分自身では自覚できない心的プロセスのことです。

フロイトは夢以外にも、ちょっとした言い間違いにも、無意識の領域から上がって来たものが反映される、と言っています。例えば、私が今これから始まるのに「では、これからこのセミナーを終わりにしたいと思います」と言ったとすると、それはただの言い間違いではなくて、実は内心早く終わらせたいと思っている、などの無意識の中にある本当の思いを抑圧した結果、そういう言葉が出てきてしまう、という考え方です。

フロイトの新訳・夢判断 (2019年発行)
Source : Amazon

夢の解釈 – フロイトの夢分析の特徴

フロイトは、『無意識について知るためには夢が王道だ』と言ってました。夢には意識のコントロールが効かない無意識領域からイメージや心の動きが働くので、嘘をつけないというか、加工されることもなく自分の脳や心から勝手に起きてきます。
よってフロイトによれば、「自分の心は何を考えてるのか?」といった無意識領域に眠った本心を知るには、夢が一番だ、夢の機能は無意識を意識に許容できるものに変換すること、と言っています。


次にフロイトと共に現代心理学に大きな影響を与えた二大巨塔でもあるユングについて説明します。私はユング派直系の心理学を専門にしてますので、ユングの考え方の方が親和性が高いです。



ユング心理学の基本的な考え方

ユング (1875 – 1961)
Source : wikipedia

カール・グスタフ・ユングはスイスの精神科医、心理学者であり、フロイトと同じく無意識の探求に情熱を注ぎました。ユングは分析心理学という心理学の分野を確立した人です。
ここは正確に説明すると、フロイト派を精神分析学、ユング派は分析心理学と呼び別物で、以下のようにフロイトとは異なる無意識のモデルを提唱し、夢分析の解釈の仕方も異なっています。


ユングの業績① – 集合的無意識の提唱

彼の大きな発見として、無意識を個人的無意識と集合的無意識という二つの層に分け、人間の深層心理にある集合的無意識という概念を提唱したことです。
個人的無意識とは、個々人が持つ抑圧された記憶や感情のことで、フロイトの無意識とほぼ同じです。集合的無意識とは、人間全体が共有する普遍的な思考や感情のことで、ユング心理学の特徴でもあります。

心の中を見ていくと、我々が自覚・意識している以上に集合的、普遍的な心の働きがあり、それが日々の私たちの心や意識に影響してきている、という考え方を発見していきます。これは個々人が持つ無意識ではなく、人間全体が共有する無意識、普遍的な無意識の領域・集合的無意識について考え、それが神話や象徴として現れてくるということで、神話や象徴の研究もしています。
またユングは集合的無意識には元型と呼ばれる心のパターンが存在すると考えました。こちらは次回お伝えしていきます。


ユングの業績 ② – タイプ論

ユングは、人格のタイプ論も提唱しました。タイプ論とは、人間の心や行動を内向型・外向型・思考型・感情型・感覚型・直感型などのカテゴリーに分類し人の意識を類型化していく方法です。タイプ論では、人間は基本的に生まれ持った質に基づいて自分のエネルギーをどこに向けるか?どういう判断基準を持つか?などが異なってくると考えます。これは現代でもMBTI(マイヤーズ・ブリッグス・タイプ・インディケーター)として、ビジネスや教育などの分野でも広く利用されています。

このようにユングの業績は、心理学や医学だけでなく、宗教学・哲学・文芸・芸術など多様な分野に影響を与えました。晩年にはノーベル賞を受賞した物理学者のヴォルフガング・パウリと共同でシンクロニシティ(意味ある偶然)について研究し、科学の最先端の細かい領域と、夢など医師の経験から得られたものの接点みたいなところも最後まで関心があったみたいです。


【ユング心理学】意識と無意識のモデルー自我と自己

自我と自己の関係 Source : 河合隼雄著『無意識の構造


この図はユングが提唱した意識のモデルです。
意識の中心には自我と呼ばれるものがあります。自我とは、「私」として自覚される思考や感情のことで、私たち人間は基本的にこの自我を中心に生きています。自我は上の図でいうと私たちが意識できる範囲の中心であり、意識できる範囲に限られています。

一方で、夜に寝ると、意味のわからない夢を見ることがあります。これは無意識からの働きかけの一つの例で、無意識が意識にアクセスしようとしている感じです。そのままでは意識に受け入れられないものも多いですので、無意識から上がってくるメッセージは変形されたり隠されたりして、夢や象徴として現れます。


心全体の中心機能 – セルフ・自己

ユングは、集合的無意識も含めて意識の世界は広大であると捉えた時に、心全体の中心機能があり、それをセルフ・自己と呼びました。自己は心の全体性を表す概念、自我よりも広く深いレベルにあるものです。よって私たちが普段認識している自我は常に一面的である、という考え方です。
これは例えば、リーダーとしてチームを動かす際に、全員の言うことを聞いてあげたいと思っていても、どうしても一面的になってしまうこともあると思いますが、それは当たり前、ということです。

上の図で言うと、自我が認識できる領域には限界があるので、全てをケアすることはできません。そうすると処理しきれなかった様々なものが無意識領域に眠っていくんですが、その自分を突き動かす深いレベルにあるセルフ・自己自我の関係づくりが、心の発達など心全体を扱う上では重要な作業だ、とユングは考えました。なのでユングが言う自己実現というのは、この心全体の中心機能である自己が実現していくこと、と説明されたりもしました。

ここでは意識の中には、

  • 自我(意識の機能的中心)と
  • 無意識の自己(人の意識と無意識を統一した心全体の機能的中心)、

という異なる2つの中心がある、ということを理解していただければと思います。


コンプレックスの発見と「連想実験」

ここは少し細かいですけど、より意識の世界について知るためにユングが若い頃に行った実験の一つ 連想実験についてお話します。
連想実験とは、患者さんに番号や単語を提示して、その単語で連想する言葉を言ってもらうというものです。例えば、「子供」「注意する」「鉛筆」「悲しい」「あんず」といった単語を順番に言っていきます。被験者の方はそこから連想する言葉を答えますが、その反応時間や言い淀みなどに違いが出ることがあります。

例えば、「白」という単語に対して、通常なら「黒」や「ミルク」などとすぐに答えることができるでしょう。しかし、ある患者は「白」に対して反応時間が遅れ「白い布」という答えを出しました。さらに、「白い布」から連想する言葉として、「死者」「喪」「黒」という言葉を出しました。
このように、言語連想の反応時間の遅れは情動的な要因によるものとユングは考え、見つけようとしました。そして、その単語が無意識の世界にある本人の意識の制御が及ばない心的プロセスと関係している可能性が高いと考えました。

このような無意識領域内に存在し、何らかの感情や情動によって結びついている心的内容の集まりを、ユングはコンプレックスと名付けました。コンプレックスは意識下に眠っているので自分では自覚できないものも多いですが、キーワードやトリガーによって活性化されると、身体的・神経的な反応を引き起こし、疾患として現れることもあります。



こういった言語連想などでキーワードを見て引っかかる、というのは、実際、身体・神経的な反応が出ているということなんです。コンプレックスを見つけ何らかの形で解消や消化していくことで、コンプレックスから自由になり、心の全体性を獲得する方向に持っていく、というのがユングの考えた夢や意識を使ったセラピーでした。つまり、無意識から現れる夢の中のイメージや象徴を分析することで、自己(心全体の中心)に近づくことができると期待できます。

ここから夢について、夢をどう扱えばいいのかについて説明していきます。


夢とは?

夢は意識と無意識の間にあるもので、自分の内面に関する重要なメッセージを伝えてくれるものです。
しかし、朝起きたら夢って忘れていませんか?

基本的に夢は忘れるようになっている

Source : Amazon

意識と無意識の世界について先ほど述べましたが、我々は朝起きると顕在意識の世界に来ます。その際、先ほど話していた無意識って言われる世界も置いていくんです。だから夢もすっかり忘れるようになってます。

朝起きた時には「なんかすごい夢を見たな」と思うこともあるかもしれないですけど、その時は夢を覚えているはずです。この夢を覚えている状態というのは、意識と無意識の間ぐらいにいるので、なんとなく覚えています。しかし顔を洗ったり、日常生活に戻ると、意識の世界の自我の世界に固定されてしまうため、思い出せなくなります。

また、夢は覚えていなくてもレム睡眠という目が動く(急速眼球運動)睡眠段階では、ほとんどの人が夢を見ていることが研究で分かっています。しかし、レム睡眠中に起こされなければ、夢を見たことを覚えていないことが多い、つまり、夢は見ているけれど覚えていないだけなのです。


「夢を覚えておこう」と決めてみる

なので心の全体性を獲得とか無意識などに興味を持たれて、こういった夢について考えてみたい方は、まずは「夢を覚えておこう」と決めてみてください。

夜、寝る前に「夢を覚えておくようにしよう」と意識することで、潜在意識にお願いをするような感じです。また、個人的にはそんなに成功したことはないのですが、潜在意識に何かについての答えを夢で教えてほしいという意図も持つことができます。ただし、クリアな答えは出てこないかもしれませんが、夢の中でヒントや示唆は得られる可能性があります。


夢を記録するルーティンを持つ

私が大学院の時には、紙とペンを必ず枕元に置きなさい、と教えられましたけど、今はスマホのボイスメモや文字起こし機能やメモ帳に入力するなどで簡単に記録できますので、まずは朝起きたらすぐに夢の内容を記録するようにしましょう。そうすることで、夢の内容も覚えやすくなりますし、後で分析する際にも役立ちます。このような方法で夢覚えるために、すぐに実行できる次のアクションをルーチン化しておくと、夢の内容も覚えやすくなると思います。

しかし、個人で夢分析をできるようになるには結構難しい部分もあります。一方で夢は自分しか見ないものであり、何らかのメッセージを持っているものです。夢は自分の無意識から現れるものであり、自分の本当の願望や恐れを象徴的に表現しています。夢を分析することで、自分の内面にアクセスすることができます。夢分析はフロイトやユングなどの心理学者が提唱した技法であり、心理療法や自己成長のツールとして利用されています。

関心のある方はぜひ夢を記録してみてください。夢は自分自身について知るための素晴らしいアドバイザーになるかもしれません。


夢の特徴を理解し、夢分析で自分を知る

次は夢の特徴についてです。夢ってそもそも何なのか?実はよくわからないですよね。

夢は通常私たちが生活している意識の世界のロジックとは違うので、いろんなことが起こります。夢の中では一つのものが多くを意味したり、逆に多くのものが一つを意味したりします。象徴として出てくるときもあります。象徴とは、具体的なイメージや物語によって抽象的な概念や感情を表現されるもののことです。

夢には他にも様々な特徴があります。例えば、視点が移り変わったり、一人の人物の役割が途中で別の人物に変わったりすることがあります。例えば父親といるつもりだったんだけど、気づいたらそこにいたのは昔の友人Aでした、みたいな。

夢は見る人によって異なる

これは当たり前と思われるかもしれませんが、意外と忘れられていることでもあります。
夢に出てくるイメージや物語は個人的な語彙が反映されます。これは、皆さんが見る夢と似たような夢を他の人は見てるとは限らなくて、人によって夢によく出てくるイメージ、人、キーワードなどに大きな違いがあると思います。また、夢は象徴的な言語で話されるので、その意味を理解するのは簡単ではありません。なので夢の解釈をする人、夢の分析家が「人の心がわかる」と思って分析するのはアウトだという風に言われてまして、要は最終的にはその人の中に出てくる特定のイメージが何を意味するのか、というのが人それぞれ異なるので、それを理解する必要があるということです。

夢は驚くほどメタファーと象徴に満ちています。よって夢を理解していくにはシンボリックシンキングメタファー、象徴的思考に慣れていくことが大切です。


集合的無意識と象徴思考 – 夢に現れる普遍的なイメージ

ここでは夢を理解するために必要な、夢の中で現れる象徴について説明します。

要素同士が絡まっていたり、統合されていることもある

夢の中で様々な要素同士が絡まり合っていたり、現実世界ではありえないような統合されている時もあると思います。例えば人間関係とかいろんな人物が集合的に出てくることもあるかもしれないですし、ある夢を見ただけですごいスッキリする、といったこともあるかもしれません。
心の全体が生み出すイメージを夢として見て、例えるなら、東洋の曼荼羅みたいな感じで、いろんな異なる要素が一つにギュッときれいにシンボル化されていたり、それに近い体験を持った夢を見ることもあると思います。

道徳的価値が中立化される

夢では道徳的価値が中立化されるので、現実世界では良くないと思われることでも、夢では普通に起こることがあります。例えばどんどんゾンビみたいな人が夢に出てきて、自分はナイフを持って応戦するという夢を見るかもしれません。夢の世界にはいい悪いはないので、現実世界ではありえない夢の世界独自の象徴も出てくると思います。
このように、夢というものは道徳的に判断するものではなく、象徴思考で考えると夢で見たイメージは、別の意味を持っている可能性があります。例えば、父親を殺す夢を見た場合、それは父親から自立することや自らの父親性を取り戻すことを象徴しているかもしれません。
また、自分が殺される夢を、生まれ変わるような大きな変化のタイミングでみることは多々あります。


夢の中では自我(意識できる自分)が中心ではなく一つの登場人物

夢は興味深くて二重構造になっています。現実の外側の世界、つまり朝起きてからの世界は自我が中心なので、まず自分・自我がいて周りの人々との関わりがあるんですけど、夢の世界では夢自我といって夢の中の自分が出てきます。
脳内の自分が夢の中の自分以外をも作っているので、無意識領域に奥深く眠った様々な要素が自分の一部として夢に出てくることがあります。
そういった意味で、多様性を学ぶ上でも夢に興味を持ってみる、認識しようと意識してみる、というのはすごくいい方法だと思います。

感情が表象化される

感情は抽象的なものですが、夢では具体的なイメージや物語によって表現されます。例えば、怒りや不満を抑圧している場合、爆発や火事などのイメージで夢に出てくることがあります。これは心身の健康のためには感情を抑圧し続けている方が良くないので、感情を解放する必要があることを示しています。

夢の特徴については以上です。
この後、象徴思考や夢を解釈する方法についてお伝えしていきます。

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ABOUTこの記事をかいた人

大阪大学大学院博士前期課程修了。認定プロセスワーカー。臨床心理士。 瞑想経験20年以上。 マインドフルネス瞑想の土台でもある、10日間のヴィパッサナー瞑想リトリート(※)に15回以上参加。タイ、インドにて長期トリートで修行を積む。  深層心理学のユング心理学にルーツを持つプロセスワークの専門家。身体性やマインドフルネスを早くより研究、実践し、個人の心理のみならず、関係性やグループ、組織を対象に仕事をしている。ビジネスシーンにおいては、プロセスワークのコーチングや、組織開発やコンサルティングに従事。企業におけるマインドフルネス研修や、大手フィットネスクラブのマインドフルネス・プログラム開発や指導者養成も行う。著書に『日本一わかりやすいマインドフルネス瞑想"今この瞬間"に心と身体をつなぐ』BABジャパン2015、共訳書にアーノルド・ミンデル著『プロセスマインド』春秋社2013、ジュリー・ダイアモンド著『プロセスワーク入門』などがある。

(株)BLUE JIGEN 代表取締
バランスト・グロース・コンサルティング(株)取締役
(一社)日本プロセスワークセンター ファカルティ
日本トランスパーソナル学会 常任理事

(※) 10日間 話さずに座り続けるもの