アスリートの世界とマインドフルネス

少し前の記事になりますが、
ときどきチェックしている “Mindful” という雑誌の中で 飛躍的なパフォーマンスをあげた NBAのチームについて語られていました。

NBA’s Winningest Team Guided by Mindfulness and Joy

Meditation may soon be old hat in the NBA.

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ビジネスの世界でマインドフルネスが活用され… リーダーたちがマインドフルネスを取り入れると

  • より客観的な視点を得ることができ、
  • それがビジネス判断に偏りを生にくくするとか、
  • ストレスが軽減されるので軸がぶれなくなる、
  • 創造性が増していく

というのは、なんだかんだいって成果として表れやすいと思います。

ビジネスの場では、アスリートの世界ほど 追い詰められた状態で短期間に場面を転回させる必要は少ない。

例えば、サッカーの試合で負けている。チームのメンタルがまずい方向にいっている。でも、あと15分しか試合時間は残されていないから、その間に立て直さないと勝てない。このままでは絶対に負ける…、とか。

そういう意味では、私はアスリートの世界のほうが たとえ瞑想を日々行っていたとしても 効果を発揮できるようになるまでは難しいものがあるのではないかと感じています。ですので、このような取り組みで成果があがるというのは、感慨深いものがありました。

この記事を読んでいて 最も印象的だったのは、こちらのフレーズです。

Ironically, Mumford counsels his players to focus less on the outcome, on “how you’re doing,” and more on the condition of your body and mind in the moment, “what you’re doing.” This counterintuitive move is key to real performance, in Mumford’s view.

 

皮肉なことにMumfordは、チームにたいして「結果に意識を向けすぎるな」と言った。どれだけできているのか ではなく、いま「この瞬間に何をしているのか」を意識せよ…。ということ。

結果を重視する世界では、むしろ その結果ではないことに意識を向かわせることで 少しだけ場に心のスペースができる。感覚としては ハードアイではなく ソフトアイな状態になれるのかもしれません。

常に戦闘モードで頑張っている皆さんが、もし「最近、調子が悪いな」と思うことがあったら…。
これは参考になるかもしれませんね。

 

ここで紹介されているMumfordさんの本、”The Mindful Athletes” (マインドフルなアスリートたち) にも興味そそられます。

 

 

ABOUTこの記事をかいた人

2003年よりマインドフルネス瞑想を続けている。
15歳までヨーロッパで育つ。慶応義塾大学を卒業後、アクセンチュアで組織戦略・人材開発のコンサルティングに従事し異例のスピードで昇進。アクセンチュア・ジャパン 史上 最も若い女性マネジャーとして抜擢される。その後、独立系コンサルティング企業でビジネス開発に携わる傍ら、キャリアコンサルタント及びコーチとして活動。不確実な時代の波を乗りこなす事業の在り方やビジネスパーソンとしての生き方について考えるようになる。
2010年、ビジネスの世界を離れて精神世界の手法や瞑想などを研究しながら年間500人以上のクライアントへセラピーを行い、自らも多くの神秘体験をする。現在は、その時の体験や視点を活かしながら 事業活動、企業のコンサルティング、カウンセリングなど幅広く展開。
監訳書として、『コーチング術で部下と良い関係を築く』、共著に『「ハイパフォーマーの問題解決力」を極める』がある。