メディテーションポッドを体験してきました

Source of cover photo ; Russell Mindfulness Entertainment

小島美佳:先日松村さんと、マイアミのオープンシード社が開発したメディテーションポッドを体験しに行ったので、今回はその感想について対談したいと思います。

メディテーションポッドとは

マイアミのオープンシード社が開発し、メディテーションに最適な構造、デザイン、テクノロジーを融合した世界初のメディテーションポッドです。
高くそびえたち、黒い骨格をもったこの重厚なポッドは、周囲の光と音を吸収するフェルトの外壁、心地よい重低音で再生するサブウーファー・スピーカー、ヒーリング効果のあるLED照明、自然で快適な気流を実現する静音ファンを備えています。
■高さ:265cm、幅・奥行:225cm ■1~3名用※

Russell Mindfulness Entertainment社のHPより

メディテーションポッドの紹介動画

メディテーションポッド体験の感想

小島美佳:ではまずは、先日体験したメディテーションポッドについて、松村さんの感想をお聞かせください。
・全体の印象、
・体験した感想、
・興味深かったこと
とか、いかがでしたか?

松村憲:はい、新鮮で面白い体験だったなと思っています。
まずルックスが面白いですね。あんな大きくて丸いヘンテコなものがオフィスにあるっていうのが、目を引くし面白いです。スタイリッシュでかっこいいし。
改めて振り返って思ったんですけれども、瞑想って空間を区切ることって大事じゃないですか。

小島美佳:フムフム

Source: Russell社

松村憲:よく言われるのは、瞑想は同じ場所、同じ空間、同じ時間にやるといいよって。結局脳の習慣化とも言えますが、安定した瞑想の場を作ることが、瞑想を日常に一般化かつ応用しやすいということだと思います。

このポッドはまさに区切りがしっかりしていて、実際その中に入ると異空間、さらには宇宙空間のような感じがしました。

例えて言うならば、スペースマウンテンに乗るようなエンターテイメント要素もあって。中に入って扉を閉じるので、この閉じられた中では瞑想が起こるし、終了して扉を開けて外に出たら日常に帰っていくんだけれども、その切り替えができる装置が省スペースでオフィスに置けるというのが個人的には面白いなと思いました。

小島美佳:そうですね、何か外界から区切られた感じ、別の世界に踏み込んでいく感覚はすごい良かったです。
恐らく瞑想始めたばかりの人とか、いきなり「じゃあ今この場で瞑想しましょう」って言われてもなかなか気持ちの切り替えが難しいこともありますが、そういった場面でもこのような装置はすごくいいなと思います。

そしてポッドの中もよく作られているなと言う感じがあり、 アロマがほのかに香っていて 、ライトの色も椅子の感じも香りとかも、色々と工夫されているなぁと思いました。

私たちが体験した瞑想って、ヘッドホンをつけてガイド音声があって、他にも音が流れていたと思うんですけれども、それが何か波動って言うんでしょうかね?
さっき松村さんが言ったみたいな宇宙空間に連れていかれるような感じは私もすごい感じました。
その辺も色々と研究されているのかもしれないですけれども、個人的には何とも言えない効果があったなと思います。

松村さんはポッドの中で聞こえてきた音や、行った瞑想に関してはどう思いますか?

Source: Russell社

メディテーションポッドでの瞑想体験

松村憲:ポッドの中で行った瞑想に関しては、いわゆるベーシックなマインドフルネスと言うより、呼吸法のような集中とかありましたよね、確か?
独特なそういったものを狙って作られたのだと思うんですけれども、今の美佳さんの話で言うと、様々な要素による相乗効果があって、空間を区切って中に入ると、色とかでも影響受けるし、宇宙空間的要素もあるし…。
あと天井が高いんですよね。その上の空間の広がりも感じられるっていうのは意識も上に行くっていう感じもあるし、アロマの香りや音の効果もあるし、音も単調な音ではなくて瞑想のガイドごとにいろいろ変わっていましたよね。

なので11分間の体験ではありましたが、長くて飽きるということはなかったと思います。

小島美佳:そうですねー

松村憲:あとポッド自体が丸みを帯びていて、今回3人同時に中に入って座って瞑想したんですが、中央に意識を集めるというか、何か一緒に次元上昇するような(笑)何とも言えない感覚でした。
なので今後いろいろコンテンツも作っていくとおっしゃってたけど、いろいろ工夫ができそうだなぁと感じました。

そして変性意識感は強かったというか、ポッドの中で瞑想した後に扉を開けて外へ出た時に、「あーなんか帰ってきたな」という感じがしました。

小島美佳:そうですね、ポッドの中に入って座ってるだけだったんですけど、何か瞑想アトラクションに参加したような感覚でしたね。

私自身は、『オーソドックスな瞑想の基本』みたいな感じとはちょっと違うなと感じつつも、この面白くてスタイリッシュなものとマインドフルネスの組み合わせというのは、すごい面白いなと思いました。
マインドフルネスをする身としては、科学とかトレンド感みたいなものをある程度許容した状態を持っていたいなと思っているので…。

マインドフルネスの効果を数値で見られる

松村憲:まさにそう思います。
ポッドに入る前後で美佳さんがやっていた心拍数だとかを測定するっていうのも、『見えるエンタメ感 + サイエンス』とみえたりして。『伝統的』とか『これが正しいです』って言うと一気に冷めて楽しくなくなっちゃう人たちってたくさんいると思うんです。
なので楽しさがあってスタイリッシュで、でもちゃんと瞑想要素として入り込めて、終わって扉を開けて帰ってきたら、楽しかったんだけど瞑想の効果も出ているみたいな。
なんかすばらしいと思いますね。

小島美佳:そうですね。このポッドのような瞑想ガジェット的な物っていうのは今後も色々出てくると思うので、それらがどんな方向に向かうのかっていうのは興味深いので、これからも注目していきたいですね。

ありがとうございました!


メディテーションポッドに関するお問い合わせはこちらまで。
ラッセル・マインドフルネス・エンターテインメント・ジャパン株式会社 広報マーケ担当


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ABOUTこの記事をかいた人

大阪大学大学院博士前期課程修了。認定プロセスワーカー。臨床心理士。 瞑想経験20年以上。 マインドフルネス瞑想の土台でもある、10日間のヴィパッサナー瞑想リトリート(※)に15回以上参加。タイ、インドにて長期トリートで修行を積む。  深層心理学のユング心理学にルーツを持つプロセスワークの専門家。身体性やマインドフルネスを早くより研究、実践し、個人の心理のみならず、関係性やグループ、組織を対象に仕事をしている。ビジネスシーンにおいては、プロセスワークのコーチングや、組織開発やコンサルティングに従事。企業におけるマインドフルネス研修や、大手フィットネスクラブのマインドフルネス・プログラム開発や指導者養成も行う。著書に『日本一わかりやすいマインドフルネス瞑想"今この瞬間"に心と身体をつなぐ』BABジャパン2015、共訳書にアーノルド・ミンデル著『プロセスマインド』春秋社2013、ジュリー・ダイアモンド著『プロセスワーク入門』などがある。

(株)BLUE JIGEN 代表取締
バランスト・グロース・コンサルティング(株)取締役
(一社)日本プロセスワークセンター ファカルティ
日本トランスパーソナル学会 常任理事

(※) 10日間 話さずに座り続けるもの