夏の暑さに負けない身体づくり【陰陽五行】

陰陽五行で心と体のバランスを整え、エネルギーを高める

マインドフルネス瞑想を続けているうちに、これまでには感じなかった身体の状態に敏感になってくるはずです。リーダーとして健康を維持できることは 日々の活動の基盤ですよね。
何となく身体のエネルギーの流れがいつもと違うなぁ~と感じる時は、『陰陽五行』をちょっとだけ意識してみて下さい。不思議とエネルギーの流れが変わってきます。

『陰陽』は正反対の性質を持っていますが、反発しあうのではなく、一方の勢いが強くなりすぎないようにバランスを取り合うという働きがあります。食材にも陰陽があります。

『五行』は天地・宇宙・自然の気を考えるのに、自然界に存在する代表的な素材である木・火・土・金・水を選び、それらを働かせるエネルギー(気)が、すべてのバランスを整えていきます。

日本には四季があるので、一年に4回身体が変わると考えています。そこで『陰陽五行』を取り入れて、日本の気候・風土に合わせた身体をつくっていくことが、生命力を強くし、五感を研ぎ澄まし、心と体のバランスを整えていきます。

今回は、猛暑の過ごし方がテーマ。

猛暑の過ごし方

今年は異常な猛暑となっていますが、そろそろ通常の暑さに戻って欲しいですね(*o*)
暑さ対策を万全に夏を乗り切り、秋・冬を迎える準備をしましょう。

夏でも「エアコンの風は体に悪いから、極力使わない」という方がいますが、これは誤りです。夏に体調を崩してしまう原因の一つに、室内と外との寒暖差により自律神経のバランスが崩れてしまう、があります。
冷やし過ぎはよくありませんが、エアコンで室内を適温に保つ事は、現代の養生では必要不可欠です。

逆に公共施設ではエアコンが効き過ぎている場合があるので、ストールを持参するなど対策を心がけて下さい。
冷えに湿度が加わると、体調を崩しやすくなります。特に食べ物を消化する力が低下しやすく、食欲不振、食あたりの原因にもなります。
室温管理と合わせて湿度調整や食事内容にも気を配る事が大切です。

■自律神経のバランスを整えるには

軽く汗をかいて体温調節機能を働かせてあげる事が大切です。
手軽に出来る方法が入浴でじんわり汗をかくことです。
38℃~39℃くらいの湯船に2~3日に1度くらいは入るといいでしょう。

また、この時季の養生は積極的に外の日を浴びて陽の気を取り込むこともポイントです。陽の気が不足していると、冬を迎えた時に冷えを感じやすくなります。
真昼は日差しが強いので、暑さの和らぐ時間帯を見つけ散歩に出かけるなど心がけて過ごして下さいね。

****以下は 一般的な夏の過ごし方です ****

【夏のアドバイス】

梅雨があけるといよいよ夏本番!!
この暑さと上手に付き合って残暑の時季 ≪土≫ に夏の疲れを残さないように過ごしましょう。
夏は暑さで体がバテぎみになる季節です。
体内の熱を上手に冷まして、外界との調節をはかる事が大切になります。

旬の食材を上手に取り入れましょう。

きゅうり・トマト・ナス・・・などは火照った体の熱をさましてくれます。しかし、陰の食材なので食べ過ぎると体が冷えてしまうので、食べ過ぎには注意して下さい。
また冷たい飲み物・冷たい麺類・生ものなどに偏らないよう注意して下さい。
暑いからといって冷たい飲食物を取り過ぎると胃腸が直接冷やされ内臓に負担がかかる為、かえって夏バテを助長する事になってしまいます。
体の熱を冷ます食材を上手に選び、火を通すなどして消化が悪くならないように調理するのも一つの方法です。

苦味のある食材を取り入れましょう。

暑い夏はどうしても水分量が多くなってしまいますね。
水分を取り過ぎると、心臓肥大になる場合もあり心臓に負担をかけてしまいます。また体が緩むため、苦い物を摂取する事で体を引き締め、疲れやすい心臓・小腸に良いです。

*《苦味の食材の例》
ゴーヤ・みょうが・ごぼう・ニガウリ・緑茶・・・などがあります。

良質の塩分を摂取

水分多量、汗も多くかく時期なので、ミネラル・マグネシウムが不足しやすくなります。
塩分をとるように心がけて下さい。

など。

*塩を舐めて辛いと感じる時は、体が塩分を必要としていない状態です。一つの目安にして下さい。

湯船につかる

夏の冷え対策にも湯船につかる事をお勧めします。
38℃~39℃くらいのぬるめの湯船に20分~30分位つかり、じんわり汗を出して下さい。体内にこもった熱を外に出してくれます。
(注:サウナは体の表面の温度を下げるために出る汗です。湯船から出て直ぐに水分は取らないで30分位たってから飲むようにして下さい。)

<湯船の中で聞き流す4分間瞑想>

Source : 瞑想チャンネル for Leaders

首・お腹まわり、膝下の冷房の冷えには気を付けて下さい。冬より夏の冷えの方がたちが悪いです。ストール・カーディガンなどで調整して下さい。

竹布のストールは通気性、抗菌防臭、吸水性、保温性、など高機能な上、手触りもやわらかく、夏の冷房対策にもオススメです。

飲食物は過剰摂取に気を付けて下さい。大切な事は全てのバランスを意識する事です。個々の体質はそれぞれ違います。五感で感じながら無理なく自分に合った健康法を見つけて下さい。

株式会社 s o l e i l
ボディセラピスト 金子昭子

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ABOUTこの記事をかいた人

1998年からボディケアに携わっています。一般的なサロンでの経験、自宅開業、ヒーリングスクールのインストラクターとして多くの卒業生を送り出す中、縁あって今の師匠の下で指導を受ける事になりました。 東洋医学の陰陽五行説の考えを基に、食の大切さ、季節の過ごし方、心頭体のバランスなど・・・全体のバランスをみて施術をする事の大切さを教えていただきました。こちらでは、そんな陰陽五行の観点から 日常的に意識できることをお伝えしていきます。